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大きなファンダメンタルズ

この週末の新聞(NY Times)の解説記事を読むと、米国の株については、だんだん安心感が出てきたとのコメントがあった。相場というのは厄介なもので、安心感が出てくると天井が近いという宿命を負っている。
あと2-3週間のうちには、戻り天井を付けて、相場反落ということにになりそうである。
もちろん、この最後の2週間相場は結構上がってしまうのだろう。
為替も同じで、ドル・円はもう一段上昇102-3円を見た後、ゴールデン・ウィークからドルが下がるように見えている。
年足の実体で8回も100円前後で止まっていた相場が、昨年末は90円とはっきり100円を切った。
新しい時代の始まりであろう。100円が水面だとすると、これから数年は基本的に水面下での相場推移ということになりそうである。
これは、日本の景気だとか、経常収支、米国の景気、経常収支とかいったいわゆるファンダメンタルズを無視した相場になりそうである。
なぜならばもっと大きなファンダメンタルズが働くからである。
それは何か。米国による、ドル印刷政策が徹底的に実行されているからである。
昨年9月には9000億ドルだったFRBのバランスシートがいまや2兆ドル、今年中には3兆ドルに達するといわれている。
米国政府の財政赤字の規模も年間1兆ドルを超えるところにきている。
金がないから,刷るしかないというのが米国の現状である。
もっとも、アメリカ人の生活様式が質素に変わりつつあると盛んに報道されている。
それにより、家計部門の貯蓄率の改善は見込まれる。どの程度国家全体の貯蓄率の向上に寄与するか不明だが、その分、お金を刷る量が減ることは確かである。
しかし、その問題は、世の中が落ち着いてくるときに、見えてくることで、今はとにかく大印刷政策である。
ドルは、ほとんどあらゆる通貨に対して、値下がりせざるを得ない。







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プロフィール

若林栄四

Author:若林栄四
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店次長を経1987年、勧角証券(アメリカ)執行副社長。1996年末退職。現在、米国(ニューヨーク)に在住、日本では外国為替コンサルタント会社である(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツの代表取締役を務める。
著書:『大円高時代』(ダイヤモンド社/1994年8月)、『ドルの復活 円の失速』(ダイヤモンド社/1997年10月)、『勝つドル 負ける円』(フォレスト出版/1999年3月-大竹愼一氏との共著)、『黄金の相場学 2005~2010』(講談社/2004年12月)『黄金の相場学』(講談社+α文庫/2007年1月)など。

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