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恐慌本の氾濫

日本橋の丸善にぶらっと入った。めぼしい本がないかどうか。
エスカレーターを上がった2階の正面に恐慌本のセクションがあって、それこそ何十冊の新刊恐慌本の氾濫である。
著者の名前を見ると1990年ごろ、恐慌を予測して結構有名だった方とかが、昔の名前で出ています。ぱらぱらとページをめくると、私が予測したごとく恐慌がやってきたみたいな表現がある。20年も前の予測を堂々と予測といっている。
余談になるが、今年の夏ごろ、有名な投資家のジム・ロジャーズが、石油価格が200ドルになるとの御託宣をした。11月になって50ドルまで原油のプライスが落ちてきたときに、Bloomburg TVに出演していた。50ドルまで落ちてきましたが、どうですかと聞かれて、彼はいずれ200ドルまで上がる。と答えていた。いつごろ200ドルになりますかと聞かれて、私はタイミングは考慮しない主義と答えていた。
今から10年後200ドル原油が実現したときに。私が予測したごとく石油は200ドルになったと本を書くのだろうか。
丸善の恐慌本も同じで、ほとんどの人が私が予測したとおりという感じで本を書いている。
あの本の山を見ていると、今にも世界が壊れそうだ。
普通本屋で、大量に同じテーマの本が並ぶと、空振りすることが多い。
再建屋-坪内本、ソニー本、トヨタ本など象徴的である。したがって私は、まずこの種の本は買わない。ただ社会現象として、この今にも起こる恐慌予測というのは空振りするのだろうなと漠然と考えている。よしんば恐慌に突っ込むにしても、結構時間がたってからだろう。しかもスケールは大恐慌に比べてはるかに小さい規模の恐慌―ミニ恐慌でおわるだろう。
今クレディット市場でおこっている恐慌をみこした、大規模な国債買い、社債売りは馬鹿げている。
そろそろ国債売り、社債買いの逆張りが正解だろう。



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プロフィール

若林栄四

Author:若林栄四
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店次長を経1987年、勧角証券(アメリカ)執行副社長。1996年末退職。現在、米国(ニューヨーク)に在住、日本では外国為替コンサルタント会社である(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツの代表取締役を務める。
著書:『大円高時代』(ダイヤモンド社/1994年8月)、『ドルの復活 円の失速』(ダイヤモンド社/1997年10月)、『勝つドル 負ける円』(フォレスト出版/1999年3月-大竹愼一氏との共著)、『黄金の相場学 2005~2010』(講談社/2004年12月)『黄金の相場学』(講談社+α文庫/2007年1月)など。

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