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コペルニクス的転回

昨年3月17日は、世の中が変わった日であった。
ドル・円は95円台で底をつけ、日本株も目先の底をつけ6月までのベアーマーケット・ラリーの起点になった。金価格は1037ドルで天井を付け、JGB,トレジャリーも天井を付けた。ドルインデックスは底値を付けて上昇に転じた。いわゆるベアー・スターンズ ショックである。あれから一年、世界の金融市場はようやく前途に一条の光明を見たところである。
かすかな光明が本格的な、景気回復につながるかどうか。
この一年のパニックは、筆者の経験にないものである。幸いにして、株は2年前に全部売ってしまったので、実体的な被害は被らなかったが、これだけのマーケット・ジャイレーションはやはりストレスである。
しかし、この一年で学んだことも多い。特に仕事の面さらに言えば、黄金分割の手法による、相場分析では毎日のように新しいことを学んでいる。
この手法が立体的に駆使できるようになると、予想の正確度が増すのだが。
わかったことは、この世の中の真理は黄金分割であるということである。
天文学による星の運行と同じように、相場も黄金分割のルールで動いているということははっきりしている。
それにしても、この世の中の相場に対するミスコンセプションは驚くほど堅固である。
毎日のニュース、特に経済ニュースで相場が動くという考え方がなぜこれほどの信認を得るのか。
人間は過去の過ちから学ばないのか。本当にばかげている。
学者、メディアによる洗脳により、堂々とそのミスコンセプションが大手を振ってまかり通っている。
最もばかげたものの一つは、某新聞による、読者の月末為替相場予測コンテストである。
あてっこをするのは良いが、その予測に、ステューピッドな理由の説明が付いていることが、我慢ならない。アメリカ経済がどうだとか、日本の経常収支がどうだとか、そんなことで、相場を説明している高校生をみると、コペルニクスが ”違う!地球が動いているのだ。” と叫んだ気持がわかる。
相場はそんなことで動いているのではないのだというのを分かってもらうには、それこそコペルニクス的転回が必要なのであろう。
最も地動説はその後常識になった。
時間の経過とともに黄金分割も相場の常識になるのだろうか。
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プロフィール

Author:若林栄四
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店次長を経1987年、勧角証券(アメリカ)執行副社長。1996年末退職。現在、米国(ニューヨーク)に在住、日本では外国為替コンサルタント会社である(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツの代表取締役を務める。
著書:『大円高時代』(ダイヤモンド社/1994年8月)、『ドルの復活 円の失速』(ダイヤモンド社/1997年10月)、『勝つドル 負ける円』(フォレスト出版/1999年3月-大竹愼一氏との共著)、『黄金の相場学 2005~2010』(講談社/2004年12月)『黄金の相場学』(講談社+α文庫/2007年1月)など。

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