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大統領予備選

長かった、米国大統領選挙の民主党予備選挙もようやく決着がついたようだ。
昨日来た週刊誌“タイム”によると、ヒラリーの敗因は5つある。

1.現職の大統領が再選を狙うときのように、経験、Preparedness(準備が整っていること)、Inevitability(不可避性―必然性)を前面に押し出す選挙戦略で,民主党選挙民の変化を望む気持ちを全く汲み取っていなかった。

2.選挙参謀を能力基準ではなく、忠誠度(ヒラリーに対する)基準で選んだ。その結果、チーフストラテジストが州ごとの票の比例配分が民主党予備選挙のやり方であることを知らず、大選挙区州をとれば、その選挙区の代議員を全員獲得できるという初歩的な錯覚に陥っていたこと。したがって大選挙区では勝ったが、代議員の数はそれほど差がつかなかった。馬鹿な参謀ということ。

3.予備選挙ではなく、党員集会(コーカス)で決める州に注力しなかったこと。ここで大きなリードをオバマに許した。

4.選挙資金をオールドマネーに頼ったこと。大口選挙資金拠出者に頼った結果、リミットの2300ドルに達し、それ以上献金できない支持者が多く出た。オバマは800,000以上の献金者をウェブで登録させ、5ドル、10ドル、50ドルの小口資金を大量に動員圧倒的な資金力の差を見せた。

5.予備選挙がこんなに長引くとは思っておらず、それに対する、対策いわゆるContingency Plan が全くなかった。ブッシュのイラク戦争の、Contingency Plan の無さを批判していたヒラリーだが、自分も同じことだった。したがって、選挙資金をトップヘビーで費ってしまい、資金不足に陥った。

以上がタイムの内容であるが、私の見るところでは、ヒラリーは選挙民を馬鹿にしている態度が明らかだった。演説も、分かりやすくはいいが、そのために、あまりにも物事を単純化しすぎて、いかにも何も知らない子供に大人が物を教えてやるみたいな感じがあり、少なくとも知識階級の人達は、不愉快な思いがしたのではないか。
オバマはその点真摯な態度で、偉ぶらず立派だった。
11月の本選挙ではマケインとの対決だが、二人とも、どちらかといえば、ヒラリーみたいな安物の人気取り政策の人間じゃないので、充実した選挙戦になりそうだ。
オバマが本選挙も勝つだろう。
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プロフィール

若林栄四

Author:若林栄四
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店次長を経1987年、勧角証券(アメリカ)執行副社長。1996年末退職。現在、米国(ニューヨーク)に在住、日本では外国為替コンサルタント会社である(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツの代表取締役を務める。
著書:『大円高時代』(ダイヤモンド社/1994年8月)、『ドルの復活 円の失速』(ダイヤモンド社/1997年10月)、『勝つドル 負ける円』(フォレスト出版/1999年3月-大竹愼一氏との共著)、『黄金の相場学 2005~2010』(講談社/2004年12月)『黄金の相場学』(講談社+α文庫/2007年1月)など。

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